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6月〜7月・仲夏に使える季節のことば

今回は6月上旬〜7月上旬、
梅雨に入り、暦の上では夏のちょうど真ん中である夏至になるこの時期に、銘にできる言葉を集めました。

(二十四節気では「芒種」「夏至」のころ) 

早苗(さなえ):夏の季語

苗代から本田へ移し植えるころの稲の苗をいいます。
二十センチ前後に生長した、緑がみずみずしく美しい苗。
ちなみに、玉苗とはその美称。
本田へ植え替える田植えの風景には、苗運び、苗配り、早苗束、早苗船などが見られ、古来その情景は多くの和歌に詠じられています。
また、二十四節気の「芒種」は、田植えを始める目安とされてきました。

梅雨明り(つゆあかり):

梅雨(ばいう)はもともと、カビを生じさせる長雨という意味で「黴雨」と書いたそう。音が同じなので「梅」に置き換えられたのだとか。
「つゆ」は「露けし(=湿っぽい)」または、「漬ゆ(=腐る)」からきたそう。
「梅雨曇り」というように、昼間でも薄暗い日が多くなる頃。
でも夕方、雨が小止みになったりして、うっすらと陽が差し込むことがありますね。雲の隙間から差し込む美しい光。これを「梅雨明り」といいます。

よひらの花(よひらのはな):夏の季語

よひら(四葩)とは紫陽花のこと。
「葩」とは花のことですが、ここでは、花びらという意味で使われています。
四枚の花びらをもつ花といえば、紫陽花だったのでしょう。

花菖蒲(はなしょうぶ):夏の季語

古来は、サトイモ科の菖蒲を「しょうぶ」とも「あやめ」とも呼んでいました。
端午の節句に用いたのも、菖蒲の葉。普通は、花のつけ根が網目模様になっているのが菖蒲(あやめ)、白いのが杜若、黄色いのが花菖蒲(はなしょうぶ)です。
水辺に咲くのは、杜若か花菖蒲。
菖蒲、杜若、花菖蒲の順番で咲き始めるので、普通ならこの時期は花菖蒲の季節です。

梔子(くちなし):夏の季語

雨の中で、甘い香りを放ちながら咲く、純白の花。
「くちなし」の語源は、実が熟しても割れないことから。
つまり「口無し」というわけです。和歌では何も言わないという意味をかけて、用いられました。
その実は染料にもなり、染め出される色は赤みを帯びた鮮やかな黄色です。

他にも、入梅・青梅・雨降花・駒鳥・心太 など

 

茶杓とは?

茶杓とは茶道で使う道具。
茶器に入ったお茶をすくって、お茶碗に移すときに使います。

お茶道具には、お茶碗や茶杓などに銘がついてるものがあります。
お茶会などで使われる道具には大体銘がついています。
作者の想いだったり、道具の形に由来していたり、季節のものだったり。

お稽古では、銘を自分で考えてつけます。
これは季語や和歌に歌われるような言葉や、
禅語を覚えるための良い練習になります。

参考にしている書籍

季節のことばについては、以下の書籍を参考にしています。

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さまざまな季語の本がありますが、「二十四節気と七十二候の季節手帳」は、きれいなイラストと、書かれていることばの解説が丁寧なので好きな本です。

「茶の湯の銘 大百科」はその名の通り、百科事典としてお茶をしている人なら手元に置いておくと参考になる書籍です。
五十音順、月別、道具別、四季別と、銘の引き方も多く、ぱらぱら見ているだけでも美しい日本語を知れて勉強になります。
高価ですが、それだけ本当にたくさんのことばが載っているのでおすすめです。

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