椿(ツバキ)の特徴・花言葉: 日本生まれの華やかな花

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茶花にも使われ、日本人に親しみのあるツバキ

椿(ツバキ)は日本書紀にも登場し、古くから親しまれてきた日本を代表する花の1つです。
冬から春にかけて、茶花にもよく使われます。ツバキの蕾やワビスケのような小さな一重のものは、侘びた風情もありますね。

18世紀にヨーロッパに渡ったツバキは、ビロードのような美しい花びらを持つ花として、19世紀のヨーロッパ社交界で一大ブームになり、小説「椿姫」がうまれています。

椿(ツバキ)の産地

日本が原産国のひとつであり、その数は2000種を超えるともいわれていて、日本人に愛されていることが伺えます。

産地としては、東京都の伊豆大島長崎県の五島列島が知られています。

日本海側に自生しているユキツバキ(雪椿)やワビスケ(侘助)などと、一般的なヤブツバキをもとに多くの園芸品種が作り出されてきました。

日本の美意識が反映されたような詫びた一重咲きの「ヤブツバキ」も美しいのですが、ヨーロッパで改良された豪華絢爛な八重咲きの「オメガ」も存在感があります。
シャネルのアイコンの1つであるカメリアも、椿の花がモチーフになっています。

椿(ツバキ)の花言葉

完全な愛
控えめなやさしさ
赤/ 気取らない魅力、控えめな美徳
白/ 理想の愛、誇り

花言葉の「控えめな」という形容は、花のあでやかさのわりには香りがないことからきています。

シャネルのモチーフにカメリアが選ばれている理由は、マドモアゼル・ココが最愛の人から贈られた花がツバキだったからだそうです。
“愛”という花言葉は、シャネルのエピソードで覚えやすいのですね。

椿・ツバキ(Camellia japonica)

植物分類ツバキ科 ツバキ属
原産地日本(本州、四国、九州、南西諸島)
別名ヤブツバキ(藪椿)、タイトウカ(耐冬花)
和名椿
英名Camellia japonica
出回り時期冬(主に12~3月)
開花時期2~4月頃
花色赤、白、ピンク
香り
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